nifty

▼WINDS CAFE 告知文の記録

 2025年1月26日(日)に開催する WINDS CAFE 337【ヴァイオリン×ピアノ デュオコンサート】は、「完全予約制」です。会場の定員を超えそうな場合は申し込みをお断りする可能性があることをご理解いただけますと幸いです。


【ご予約のお申し込み方法】

 メールでのみ受け付けます。
 tatsutoshi.kawamura★nifty.ne.jp 宛に(★を@に変更してください)
 タイトルを「WINDS CAFE 337 申し込み」とし、
 本文に「お名前・メールアドレス」を書いて送信してください。

 1つのメールで何人分かまとめてお申し込みいただいてもかまいませんが、
 お一人ごとに「お名前・メールアドレス」を書いてください。

 ただし、お子様(静かに聞いていられない恐れがある場合はご遠慮ください)やご年配の方等、個人メールアドレスをお持ちでない方とご一緒されたい場合は、その旨お知らせください。

 お申し込みの締め切りは当日(1月26日)午前9時とさせていただきます。


【ご来場時の注意事項】

 お申し込みいただいた方々には、メールで整理番号を返送いたします。返送まで数日かかることもございます。

 当日は受付で整理番号もしくはお名前をお知らせください。

 当日はマスクのご用意をお願いいたします。


 ……以上、しかつめらしいことがらを長々と書かせていただきましたが、要は飛行機に乗るようなもんだって思えばいいんだよね、と割り切っていただければ幸いです。

(2024年12月26日 WINDS CAFE 主宰 川村龍俊)


● WINDS CAFE 337 in 原宿 ●

【ヴァイオリン×ピアノ デュオコンサート】



迫田圭(ヴァイオリン)、宮阪優奈(ピアノ)

2025年1月26日(日) 15時30分開場



カーサ・モーツァルト 東京都渋谷区神宮前1-10-23 外階段で3階へ
地下鉄「明治神宮前」出口5徒歩2分/JR「原宿」徒歩5分
https://casamoz.org/

入場無料(イベント終了後に投げ銭を行います)
完全事前予約制(定員50名)

15:30 開場
16:00 開演
18:00 終了予定


▼プログラム

ブロッホ:バール・シェム
迫田圭:ヴァイオリンソナタ第2番
フランク:ヴァイオリンソナタ


▼川村からひとこと

 迫田圭君は、これまでに8回 WINDS CAFE で演奏しています。彼のヴァイオリンの音に心底惚れこんでいる私は、WINDS CAFE の企画をお願いするたびごとに、私が聞きたい曲を弾いてくれるように頼んできました(笑)。

 それらは、ケージのノクターン、プーランクのヴァイオリンソナタ、フィビフの詩曲、ドヴォルザークのロマンティックな小品op.75より第4曲ラルゲット、ケージの弦楽四重奏曲4曲全部、プッチーニの「菊」、テリー・ライリーの「G SONG」でしたが、今回の企画にはフランクのヴァイオリンソナタをお願いしました。

 今回は夕暮れ時のコンサートなので、フランクのソナタの演奏時には公式初演のエピソードに倣って照明を落とし、暗譜で弾くなんて演出をするんでしょうか? ……いや、まさか。それじゃピアノが(笑)。

 ピアノの宮阪優奈さんも3回、WINDS CAFE に出演してくださっています。いずれも迫田君とのデュオでしたので、今回もきっとこの二人ならではの演奏を繰り広げてくれるに違いありません。カップリングの2曲も迫田君の思いが詰まった選曲で、期待に胸が熱くなります。

 どうぞお楽しみに。

迫田圭君が出演した WINDS CAFE 一覧
2016年 WINDS CAFE 239【家庭厳峻不容陸老従真門入・若い演奏家による木下正道作品展】
2018年 WINDSCAFE 253【津田宗明作曲個展「音楽のある風景」−声、ヴァイオリン、ピアノ−】
2018年 WINDS CAFE 259【PLAY USTVOLSKAYA】宮阪優奈(ピアノ)
2020年 WINDS CAFE 281 on CD【ピアノリサイタルと室内楽リサイタルwithヴァイオリン 〜古典から近代まで〜】宮阪優奈(ピアノ)
2020年 WINDS CAFE 285【ロック・アバンギャルド・コンテンポラリー】宮阪優奈(ピアノ)
2022年 WINDS CAFE 305【ケージと群集 -音の匿名性を求めて-】
2022年 WINDS CAFE 309【JOHN CAGE 弦楽四重奏曲作品を全て聴け!!】
2024年 WINDS CAFE 328【ミニマルの本分 〜テリー・ライリー×久石譲〜】


▼迫田圭君からの手紙

 いろいろな企画で WINDS CAFE に出演させていただきましたが、今回はフランクのソナタをというご依頼をいただきました。そういえばこの曲はピアノパートがエゲツなかったなと思い、何度かこちらでも共演させていただいていて信頼できるピアニスト、宮阪優奈さんに共演をお願いしました。

 ピアノ×ヴァイオリンということで、同時期の似たような作品で固めても良かったのですが、多分僕が飽きてしまうので、あえて全く違うタイプの作品をカップリングしてみました。

 ブロッホのバール・シェムは、第2楽章のニーグンのみがよく取り上げられる作品ですが、やはり全楽章聴いてこそこの曲の真髄がわかると思います。有名なのに取り上げられない不思議な作品です。

 僕の作品は10年程前に恩師が亡くなったときに書いた曲の断片を使った調性のある作品です。後半をバッサリと破棄し改訂したものを今回演奏させていただきます。

 フランクのソナタは皆様ご存知の超名曲です。合わせてお楽しみいただけますと幸いです。


▼プロフィール

●迫田圭(さこだ・けい):東京音楽大学大学院に給付奨学金を得て入学、修了。第28回市川市新人演奏家コンクール弦楽器部門最優秀賞。プロジェクトQ第10章に参加。2018年に出演した第3回伊左治直個展〜南蛮劇場〜が第18回佐治敬三賞を受賞。
若手作家の新作初演にも数多く携わっており、サントリーサマーフェスティバル内の芥川作曲賞選考演奏会ではソリストを務める等、精力的に活動している。
現在おーけすとら・ぴとれ座にてコンサートマスターを務めている他、オーケストラ・トリプティーク、green room players にヴァイオリン・ヴィオラ奏者として在籍している。町田・大熊バイオリン教室、WE LOVE MUSICにて講師を務める。

●宮阪優奈(みやさか・ゆうな):北海道出身。東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業、同大学院修士課程(伴奏)を首席修了後、同大学非常勤研究員・伴奏助手を経て現在多方面で演奏活動を行う。
これまでにピアノを佐藤睦美、北島公彦、橘高昌男、植田克己、佐藤俊、石井克典、村田理夏子、P.Devoyon、L.Margariusの各氏に、伴奏法・室内楽を山洞智、土田英介、門脇大樹の各氏に師事。
万里の長城杯国際音楽コンクール、日本演奏家コンクール木管楽器部門にて伴奏者賞を受賞。上野deクラシック、ホテルオークラロビーコンサート、N響メンバーによる室内オーケストラコンサート等これまでに多数の演奏会に出演。国内外の名手と共演を重ね、多方面から厚い信頼を得ている。




▼当日配布されたプログラム
 http://tatsutoshi.my.coocan.jp/337program.pdf

▼当日のセットリスト


演奏終了後の記念写真

【前半】

  エルネスト・ブロッホ:バール・シェム Baal Shem (1923)
01  第1曲「懺悔」Vidui
02  第2曲「即興」Nigun
03  第3曲「歓喜」Simchas Torah

  迫田圭:ヴァイオリンソナタ第2番 (2014, 2025第2楽章後半改)
04  第1楽章 Moderato assai
05  第2楽章 Variazioni con intermezzi


【後半】

  セザール・フランク:ヴァイオリンソナタ イ長調 (1886)
06  第1楽章 Allegretto ben moderato
07  第2楽章 Allegro
08  第3楽章 幻想的な叙唱(Recitativo-Fantasia) Ben moderato
09  第4楽章 Allegretto poco mosso


【アンコール】

10 ガブリエル・フォーレ:子守歌 Berceuse op.16 (1879)

2025.1.28更新

text by 川村龍俊 KAWAMURA, Tatsutoshi home