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▼WINDS CAFE 告知文の記録
● ＷＩＮＤＳ ＣＡＦＥ ２７３ ｉｎ 原宿 ●
【プレリュードはお好き！？】
上尾直毅（チェンバロ）
２０１９年９月２９日（日） 午後１時３０分開場
カーサ・モーツァルト 東京都渋谷区神宮前1-10-23 3階
地下鉄「明治神宮前」出口5徒歩2分／JR「原宿」徒歩5分
http://casamoz.org/index.html
入場無料（投げ銭方式） 差し入れ大歓迎！（特にお酒や食べ物）
※出入り自由ですが、できるだけ開演時刻に遅れないようご来場ください。
地下鉄「明治神宮前」出口5徒歩2分／JR「原宿」徒歩5分
http://casamoz.org/index.html
入場無料（投げ銭方式） 差し入れ大歓迎！（特にお酒や食べ物）
※出入り自由ですが、できるだけ開演時刻に遅れないようご来場ください。
13:30 開場
14:00 開演
16:00 パーティー＋オークション
▼プログラム
J. パッヘルベル：2つのファンタジア ニ短調
Johann Pachelbel (1653-1706) : Fantasia in d
D. ブクステフーデ：プレリュード ト短調 BuxWV150
Dieterich Buxtehude (ca.1637-1707) : Praeludium in g BuxWV 150
J. C. F. フィッシャー：プレリュード ニ長調（クラヴサン曲集1696年より）
Johann Caspar Ferdinand Fischer (1656-1746) : Praeludium in D (from Pieces de clavessin (1696))
J. S. バッハ：プレリュードとフーガ 変ロ長調 BWV866 （平均律クラヴィーア曲集第1巻より）
Johann Sebastian Bach (1685-1750) : Praeludium & Fuga in B BWV866 (The Welltempered Clavier I )
G. ベーム：プレリュード ト短調
Georg Bohm (1661-1733) : Praeludium in g
J. C. F. フィッシャー：組曲 ヘ長調「エウテルペ」（「音楽のパルナスス山」より）
Johann Caspar Ferdinand Fischer (1656-1746) : Suite in F “Euterpe” (from Musicalischer Parnassus)
Praeludium, Allemande, Air anglois, Bouree, Menuet, Chaconne
D. ブクステフーデ：プレリュード ト短調 BuxWV163
Dieterich Buxtehude (ca.1637-1707) : Praeludium in g BuxWV163
J. S. バッハ：トッカータ ホ短調 BWV914
Johann Sebastian Bach (1685-1750) : Toccata in e BWV914
▼川村からひとこと
上尾直毅さんには、2009年 WINDS CAFE 146 in 四谷【古楽バグパイプの愉しみ】で、近藤治夫さん率いるザ・ブリューゲル・バンドのバグパイプ奏者として初めてお目にかかりました。ある意味、上尾さんの演奏にバグパイプで出会ったというのは特殊なことかもしれません。そして、上尾さんのお話のおもしろいことといったら！ この話術、もはや地球を紳士的に対話によってわがものにしようとした、かのメフィラス星人に匹敵すると思います（笑）。
ご本人のすばらしい話しぶり（笑）に魅了され、企画をお願いしてかなったのが、2010年 WINDS CAFE 157【クラヴィコードによるC.P.E. バッハ・プログラム】、ついで2011年 WINDS CAFE 172【クラヴィコードによるスペイン黄金時代、そしてバッハへ】、更に2014年 WINDS CAFE 206【UEO×OOI モーツァルトの四手ソナタ】では、鍵盤の大魔神、大井浩明君のたっての希望により上尾さんとのクラヴィコード連弾が実現。そして2015年 WINDS CAFE 222【JJJJJJ「ドイツバロック、6人のヨハンたち」JJJJJJ（クラヴィコード編）】における天上の音楽の媚薬の魅惑の……。
2016年 WINDS CAFE 236【イタリア初期バロック音楽とミーントーンと】では、なんと注文してできたてのチェンバロで演奏会をやろうという、これまた上尾さんらしいチャレンジングにしてすさまじい選曲。そしてチェンバロは塗装が間に合わず白木のまま（！）という、前代未聞のビジュアルなコンサートになりました（笑）。
翌2017年 WINDS CAFE 248【「女王さまの命令」 ～ルネサンス期イギリス鍵盤音楽～】では、無事に塗装が完成したチェンバロを搬入してのコンサート。やっぱりこうでなくちゃね、という安堵感とともに、前年のビジュアルを懐かしむ声もあったとかなかったとか（笑）。
それから2年。これまでにも増してある意味有名曲をもプログラムに入れた真っ正面な企画。今回も長丁場をものともせずに弾きまくり語りまくる2時間になることでしょう。どうぞお楽しみに！
▼上尾直毅さんからの手紙
むかしもいまも合唱団が歌う際、最初の音は何か音の出る装置を使って最初の音を取ります。バロック時代の合唱団は教会で歌う際、最初の音はオルガンからもらっていました。
オルガン奏者は音をあげるために一つの音、あるいは複数の音を和音にして鳴らしていたのが、いつしかただ音をあげるだけでは飽き足らず、少しずつ装飾音やパッセージを加えていき、自分の腕前を披露する場にしていったのです。
その結果、トッカータやプレリュード（前奏曲）と呼ばれる鍵盤楽器特有のジャンルが発展していきました。
今回のWINDS CAFEではバロックといえばこの人、ヨハン・ゼバスチャン・バッハの作品と彼に多大な影響を与えた作曲家によるプレリュードやトッカータなどをチェンバロソロでお楽しみ頂きたいと思います。
使用するチェンバロは2016年の WINDS CAFE 236 がお披露目となった分割鍵盤のイタリアモデルの楽器です。その時、楽器はまだ完成途上で色が塗られておらず白木のままでした。
その後、2017年の WINDS CAFE 248 に出演させて頂いた時は色が塗られて完成した状態でお聴き頂きました。あれから、また時間がたったので前とは少し変化した楽器の音色を感じて頂けるかもしれません。
皆様と素敵な時間を共有出来ることをとても楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
▼プロフィール
●上尾直毅（うえお・なおき）：東京藝術大学器楽科ピアノ専攻卒業後オランダに渡り、チェンバロをG・レオンハルト、A・アウテンボッシュの両師に師事、フォルテピアノをS・ホーホランド氏に師事しそれぞれソリストディプロマを得て卒業。オランダではデン・ハーグ王立音楽院古楽器科の伴奏員、オランダ室内管弦楽団のチェンバロ奏者などを勤めた。
鍵盤楽器の他、宮廷バグパイプ「ミュゼット」を独自に研究、インターネット上で発表している。
現在、オーケストラ・リベラ・クラシカ」（指揮：鈴木秀美）、声楽アンサンブル「ラ・フォンテヴェルデ」、「レ・ボレアード」（指揮：寺神戸亮）などの古楽オーケストラやアンサンブルのメンバーとして活躍している。
2017年には上野学園大学が所蔵するオリジナルのタンゲンテンフリューゲル（タンジェントピアノ）を用い、鈴木秀美率いるオーケストラ・リベラ・クラシカと共にモーツァルトのピアノ協奏曲第9番「ジェノミ」を演奏し、この公演の模様はNHK「クラシック音楽館」で放映され好評を博した。
2012年より雑司ヶ谷「拝鈍亭」にてハイドンの鍵盤作品全曲演奏会のシリーズを進行中。桐朋学園大学音楽学部講師。
http://cembalo.g1.xrea.com/indexJ.html
14:00 開演
16:00 パーティー＋オークション
▼プログラム
J. パッヘルベル：2つのファンタジア ニ短調
Johann Pachelbel (1653-1706) : Fantasia in d
D. ブクステフーデ：プレリュード ト短調 BuxWV150
Dieterich Buxtehude (ca.1637-1707) : Praeludium in g BuxWV 150
J. C. F. フィッシャー：プレリュード ニ長調（クラヴサン曲集1696年より）
Johann Caspar Ferdinand Fischer (1656-1746) : Praeludium in D (from Pieces de clavessin (1696))
J. S. バッハ：プレリュードとフーガ 変ロ長調 BWV866 （平均律クラヴィーア曲集第1巻より）
Johann Sebastian Bach (1685-1750) : Praeludium & Fuga in B BWV866 (The Welltempered Clavier I )
G. ベーム：プレリュード ト短調
Georg Bohm (1661-1733) : Praeludium in g
J. C. F. フィッシャー：組曲 ヘ長調「エウテルペ」（「音楽のパルナスス山」より）
Johann Caspar Ferdinand Fischer (1656-1746) : Suite in F “Euterpe” (from Musicalischer Parnassus)
Praeludium, Allemande, Air anglois, Bouree, Menuet, Chaconne
D. ブクステフーデ：プレリュード ト短調 BuxWV163
Dieterich Buxtehude (ca.1637-1707) : Praeludium in g BuxWV163
J. S. バッハ：トッカータ ホ短調 BWV914
Johann Sebastian Bach (1685-1750) : Toccata in e BWV914
▼川村からひとこと
上尾直毅さんには、2009年 WINDS CAFE 146 in 四谷【古楽バグパイプの愉しみ】で、近藤治夫さん率いるザ・ブリューゲル・バンドのバグパイプ奏者として初めてお目にかかりました。ある意味、上尾さんの演奏にバグパイプで出会ったというのは特殊なことかもしれません。そして、上尾さんのお話のおもしろいことといったら！ この話術、もはや地球を紳士的に対話によってわがものにしようとした、かのメフィラス星人に匹敵すると思います（笑）。
ご本人のすばらしい話しぶり（笑）に魅了され、企画をお願いしてかなったのが、2010年 WINDS CAFE 157【クラヴィコードによるC.P.E. バッハ・プログラム】、ついで2011年 WINDS CAFE 172【クラヴィコードによるスペイン黄金時代、そしてバッハへ】、更に2014年 WINDS CAFE 206【UEO×OOI モーツァルトの四手ソナタ】では、鍵盤の大魔神、大井浩明君のたっての希望により上尾さんとのクラヴィコード連弾が実現。そして2015年 WINDS CAFE 222【JJJJJJ「ドイツバロック、6人のヨハンたち」JJJJJJ（クラヴィコード編）】における天上の音楽の媚薬の魅惑の……。
2016年 WINDS CAFE 236【イタリア初期バロック音楽とミーントーンと】では、なんと注文してできたてのチェンバロで演奏会をやろうという、これまた上尾さんらしいチャレンジングにしてすさまじい選曲。そしてチェンバロは塗装が間に合わず白木のまま（！）という、前代未聞のビジュアルなコンサートになりました（笑）。
翌2017年 WINDS CAFE 248【「女王さまの命令」 ～ルネサンス期イギリス鍵盤音楽～】では、無事に塗装が完成したチェンバロを搬入してのコンサート。やっぱりこうでなくちゃね、という安堵感とともに、前年のビジュアルを懐かしむ声もあったとかなかったとか（笑）。
それから2年。これまでにも増してある意味有名曲をもプログラムに入れた真っ正面な企画。今回も長丁場をものともせずに弾きまくり語りまくる2時間になることでしょう。どうぞお楽しみに！
▼上尾直毅さんからの手紙
むかしもいまも合唱団が歌う際、最初の音は何か音の出る装置を使って最初の音を取ります。バロック時代の合唱団は教会で歌う際、最初の音はオルガンからもらっていました。
オルガン奏者は音をあげるために一つの音、あるいは複数の音を和音にして鳴らしていたのが、いつしかただ音をあげるだけでは飽き足らず、少しずつ装飾音やパッセージを加えていき、自分の腕前を披露する場にしていったのです。
その結果、トッカータやプレリュード（前奏曲）と呼ばれる鍵盤楽器特有のジャンルが発展していきました。
今回のWINDS CAFEではバロックといえばこの人、ヨハン・ゼバスチャン・バッハの作品と彼に多大な影響を与えた作曲家によるプレリュードやトッカータなどをチェンバロソロでお楽しみ頂きたいと思います。
使用するチェンバロは2016年の WINDS CAFE 236 がお披露目となった分割鍵盤のイタリアモデルの楽器です。その時、楽器はまだ完成途上で色が塗られておらず白木のままでした。
その後、2017年の WINDS CAFE 248 に出演させて頂いた時は色が塗られて完成した状態でお聴き頂きました。あれから、また時間がたったので前とは少し変化した楽器の音色を感じて頂けるかもしれません。
皆様と素敵な時間を共有出来ることをとても楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
▼プロフィール
●上尾直毅（うえお・なおき）：東京藝術大学器楽科ピアノ専攻卒業後オランダに渡り、チェンバロをG・レオンハルト、A・アウテンボッシュの両師に師事、フォルテピアノをS・ホーホランド氏に師事しそれぞれソリストディプロマを得て卒業。オランダではデン・ハーグ王立音楽院古楽器科の伴奏員、オランダ室内管弦楽団のチェンバロ奏者などを勤めた。
鍵盤楽器の他、宮廷バグパイプ「ミュゼット」を独自に研究、インターネット上で発表している。
現在、オーケストラ・リベラ・クラシカ」（指揮：鈴木秀美）、声楽アンサンブル「ラ・フォンテヴェルデ」、「レ・ボレアード」（指揮：寺神戸亮）などの古楽オーケストラやアンサンブルのメンバーとして活躍している。
2017年には上野学園大学が所蔵するオリジナルのタンゲンテンフリューゲル（タンジェントピアノ）を用い、鈴木秀美率いるオーケストラ・リベラ・クラシカと共にモーツァルトのピアノ協奏曲第9番「ジェノミ」を演奏し、この公演の模様はNHK「クラシック音楽館」で放映され好評を博した。
2012年より雑司ヶ谷「拝鈍亭」にてハイドンの鍵盤作品全曲演奏会のシリーズを進行中。桐朋学園大学音楽学部講師。
http://cembalo.g1.xrea.com/indexJ.html
当日使用されたチェンバロ
▼当日のセットリスト
【前半】
01 J. パッヘルベル：2つのファンタジア ニ短調
Johann Pachelbel (1653-1706) : Fantasia in d
02 D. ブクステフーデ：プレリュード ト短調 BuxWV150
Dieterich Buxtehude (ca.1637-1707) : Praeludium in g BuxWV150
03 J. C. F. フィッシャー：プレリュード ニ長調（クラヴサン曲集1696年より）
Johann Caspar Ferdinand Fischer (1656-1746) : Praeludium in D (from Pieces de clavessin (1696))
04 J. S. バッハ：プレリュードとフーガ 変ロ長調 BWV866 （平均律クラヴィーア曲集第1巻より）
Johann Sebastian Bach (1685-1750) : Praeludium & Fuga in B BWV866 (The Welltempered Clavier I )
05 G. ベーム：プレリュード ト短調
Georg Bohm (1661-1733) : Praeludium in g
【後半】
06 J. C. F. フィッシャー：組曲 ヘ長調「エウテルペ」（「音楽のパルナスス山」より）
Johann Caspar Ferdinand Fischer : Suite in F “Euterpe” (from Musicalischer Parnassus)
Praeludium, Allemande, Air anglois, Bouree, Menuet, Chaconne
07 D. ブクステフーデ：プレリュード ト短調 BuxWV163
Dieterich Buxtehude : Praeludium in g BuxWV163
08 J. S. バッハ：トッカータ ホ短調 BWV914
Johann Sebastian Bach : Toccata in e BWV914
【アンコール】
09 J. S. バッハ：幻想曲 イ短調 BWV922
Johann Sebastian Bach : Fantasie in a BWV922
使用楽器 安達正浩 2016年製作 イタリアンモデル 音域：C-c3 分割鍵盤（Eb/D#, G#/Ab, Bb/A#）
01 J. パッヘルベル：2つのファンタジア ニ短調
Johann Pachelbel (1653-1706) : Fantasia in d
02 D. ブクステフーデ：プレリュード ト短調 BuxWV150
Dieterich Buxtehude (ca.1637-1707) : Praeludium in g BuxWV150
03 J. C. F. フィッシャー：プレリュード ニ長調（クラヴサン曲集1696年より）
Johann Caspar Ferdinand Fischer (1656-1746) : Praeludium in D (from Pieces de clavessin (1696))
04 J. S. バッハ：プレリュードとフーガ 変ロ長調 BWV866 （平均律クラヴィーア曲集第1巻より）
Johann Sebastian Bach (1685-1750) : Praeludium & Fuga in B BWV866 (The Welltempered Clavier I )
05 G. ベーム：プレリュード ト短調
Georg Bohm (1661-1733) : Praeludium in g
【後半】
06 J. C. F. フィッシャー：組曲 ヘ長調「エウテルペ」（「音楽のパルナスス山」より）
Johann Caspar Ferdinand Fischer : Suite in F “Euterpe” (from Musicalischer Parnassus)
Praeludium, Allemande, Air anglois, Bouree, Menuet, Chaconne
07 D. ブクステフーデ：プレリュード ト短調 BuxWV163
Dieterich Buxtehude : Praeludium in g BuxWV163
08 J. S. バッハ：トッカータ ホ短調 BWV914
Johann Sebastian Bach : Toccata in e BWV914
【アンコール】
09 J. S. バッハ：幻想曲 イ短調 BWV922
Johann Sebastian Bach : Fantasie in a BWV922
使用楽器 安達正浩 2016年製作 イタリアンモデル 音域：C-c3 分割鍵盤（Eb/D#, G#/Ab, Bb/A#）
2019.10.1更新