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しかし、企画・演奏者のピアニスト、宮阪優奈さんが、ヴァイオリニストの迫田圭君ともども、この日を目指して長期間に渡って練習を重ねてこられたことを鑑みるに、中止をこちらからお伝えするのは辛くてたまりません。
で、一生懸命考えた結果、こういうことを思いつきました。
準備した曲目によるセッション録音を行い、
限定版CDを作成して、ご希望の方に配付しよう！
CDのお申し込み枚数は何枚でもかまいませんが、非売品ですので、メルカリやヤフオクでの転売はお断りします（笑）。
1枚につき1,500円以上のご負担をお願いします。その中からCD制作費・梱包発送費に500円を充て、（最近の WINDS CAFE 名物の、おなじみ「音のしないお金」ということで）1,000円以上は投げ銭として演奏者へ責任をもってお渡しします。もちろん WINDS CAFE ですから私の取り分はありません。いつものように、私は会場費・ピアノ使用料・ピアノ調律代を請け負います。
というわけで、主宰のみならず、演奏者も会場もノリノリで準備を進めておりますので、下記告知文をよくお読みの上、奮ってお申し込みください。大勢のみなさまのご参加をお待ちしています。
● ＷＩＮＤＳ ＣＡＦＥ ２８１ ｏｎ ＣＤ ●
【ピアノリサイタルと室内楽リサイタルwithヴァイオリン ～古典から近代まで～】
宮阪優奈（ピアノ）
迫田圭（ヴァイオリン）
２０２０年５月２４日（日） 午後２時お申し込み締め切り
モーツァルト：ピアノソナタ第8番イ短調K.310
ラヴェル：ソナチネ
ショパン：スケルツォ第4番
プーランク：ヴァイオリンソナタ
R.シュトラウス：ヴァイオリンソナタ
他
▼CDの特徴・特典
お申し込み枚数分だけを業者が制作する完全限定版
ピアノソロ編とヴァイオリンソナタ編の豪華2枚組
無観客による会場の音響を活かしたワンポイント・ステレオ・デジタル録音
録音時の撮り下ろし写真を用いたカラージャケット
演奏者による「書き下ろしエッセイ・曲目解説・演奏解釈」を収録したブックレット封入
宮阪優奈さんの直筆サイン色紙封入
シリアルナンバー（お申し込み順）記載
▼川村からひとこと
宮阪優奈さんに初めてお目にかかったのは、2018年7月 WINDS CAFE 259【PLAY USTVOLSKAYA】に、企画の迫田圭君が共演者として連れてきてくれたときでした。
ウストヴォルスカヤは、想像以上にへんてこな曲でしたが（笑）、それを真剣に弾こうと取り組むお二人の姿が、なんか1960年代の実験音楽の実践に思えてきて、一瞬たりとも気を抜かずに聞いていました。
そしてびっくりしたのが宮阪嬢のピアノです。会場のカーサ・モーツァルトのピアノは、ある意味、良く鳴る大型のピアノとは違う音色の楽器（1920年代に制作後改修されたベヒシュタイン）なのに、とても上手に音を出していたと思いましたし、ウストヴォルスカヤでの思い切りの良さには、そうです、そう弾かなきゃと、勝手に声援を送っていました（笑）。
その日のうちに宮阪嬢に企画出演を依頼し、それが適うのが今回です。
まあ、本当に盛沢山なプログラム、それにプーランクのソナタはさりげなく私がリクエストした曲でもありまして（笑）、もうわくわくしますね。
迫田君の WINDS CAFE 出演は、2016年 WINDS CAFE 239【家庭厳峻不容陸老従真門入・若い演奏家による木下正道作品展】以降、2018年 WINDS CAFE 253【津田宗明作曲個展「音楽のある風景」－声、ヴァイオリン、ピアノ－】、前述の WINDS CAFE 259【PLAY USTVOLSKAYA】とすでに4回を数えます。安定の（？）力量と音色ですばらしい時間を作ってくれることでしょう。
どうぞお楽しみに。
▼宮阪優奈さんからの手紙
皆様、こんにちは。WINDS CAFE 281 in 原宿に出演させて頂きます宮阪優奈と申します。
演奏をさせて頂ける事、とても嬉しいです。この場をお借りして御礼申し上げます。
前回は2018年の7月に、ヴァイオリニストの迫田圭さんの【PLAY USTVOLSKAYA】に出演させて頂き、今回が2回目の出演となります。
5月24日の WINDS CAFE は、前半が私のピアノソロプログラム、後半は前回ご一緒させて頂いたヴァイオリニストの迫田圭さんをお迎えし、室内楽プログラムとさせて頂きました。
テーマは「挑戦と温もり」です。
長い間弾きたいと思っていた魅力的な作品を詰め込んだ結果、とても濃厚なプログラムになりました。後半のヴァイオリンソナタ2曲は特に、お楽しみにして頂きたいです。
皆様に音楽で幸せをお届けできますよう、引き続き準備をして参りたいと思います。
▼プロフィール
●宮阪優奈（みやさか・ゆうな）：北海道出身。東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業、東京音楽大学大学院修士課程鍵盤楽器研究領域(伴奏)を首席で修了。
N響のそうか土曜クラシック、恵比寿 WE LOVE MUSIC inc salon.コンサート、北広島市芸術文化ホールロビーコンサート等ソロ・室内楽において多数の演奏会に出演する他、アンサンブルピアニストとしても各方面から多くの信頼を寄せられている。
万里の長城杯国際音楽コンクール、日本演奏家コンクールにて伴奏者賞を受賞。全日本学生音楽コンクール北海道大会本選にて過去3度入賞、第22回鳥栖フッペルピアノコンクールフッペル部門(大学・一般部門)本選入選等、数々のコンクールにて受賞。また、フランスにてMusicAlp 夏季国際音楽アカデミー・ティーニュを受講。受講生選抜演奏会に出演。
これまでにピアノを佐藤睦美、北島公彦、橘高昌男、植田克己、佐藤俊、石井克典、村田理夏子、パスカル・ドゥヴァイヨンの各氏に、伴奏法・室内楽を山洞智、土田英介、門脇大樹の各氏に師事。イタリアにてレオニード・マルガリウス氏から薫陶を受ける。
東京音楽大学ピアノ伴奏非常勤研究員を経て、現在、同大学付属幼稚園ピアノ教員。
https://twitter.com/yunamiyasaka
●迫田圭（さこだ・けい）：東京音楽大学大学院に給費奨学金を得て入学、修了。東京音楽大学コンクール入選、第28回市川市新人演奏家コンクール弦楽器部門最優秀賞。ロリエ弦楽四重奏団としてプロジェクトQ第10章に参加。
若手作曲家の新作初演にも数多く携わっており、サントリーサマーフェスティバル内の芥川作曲賞選考演奏会ではソリストを務める等、精力的に活動している。
現在、おーけすとら・ぴとれ座コンサートマスター。オーケストラトリプティークメンバー。Malus Quintetメンバー。green room playersメンバー。
セッション録音終了後、ジャケット用に撮影した19枚の写真の中から選ばれた1枚
左：CD表ジャケット、右：CD裏ジャケット
左：宮阪優奈さんのサイン（左下に鉛筆でシリアルナンバー）、右：ブックレット（全12ページ）
▼CD裏ジャケット記載データ
● ＷＩＮＤＳ ＣＡＦＥ ２８１ ｏｎ ＣＤ ●
ピアノリサイタルと室内楽リサイタルwithヴァイオリン ～古典から近代まで～
【CD1】ピアノリサイタル 宮阪優奈（ピアノ）
モーツァルト：ピアノソナタ第8番イ短調K.310 (1778)
1 第一楽章 Allegro maestoso
2 第二楽章 Andante cantabile con espressione
3 第三楽章 Presto
ラヴェル：ソナチネ (1903-1905)
4 第一楽章 Modere
5 第二楽章 Mouvement de Menuet
6 第三楽章 Anime
7 ショパン：スケルツォ第4番ホ長調op.54 (1842)
【CD2】室内楽リサイタル 宮阪優奈（ピアノ）・迫田圭（ヴァイオリン）
プーランク：ヴァイオリンソナタ (1942-1943)
1 第一楽章 Allegro con fuoco
2 第二楽章 Intermezzo Tres lent et calme
3 第三楽章 Presto Tragico
リヒャルト・シュトラウス：ヴァイオリンソナタ変ホ長調op.18 (1887-1888)
4 第一楽章 Allegro,ma non troppo
5 第二楽章 "Improvisation" Andante cantabile
6 第三楽章 Finale Andante-Allegro
7 フィビフ：詩曲op.41-139 (1892) ／ ヤン・クベリーク編曲 (1909)
2020年5月24日 東京、カーサ・モーツァルト
（新型コロナウイルスによるイベント自粛要請に基づき、無観客によるセッション録音）
Special thanks to: 西村翔太郎（譜めくりスト）、中村孝＆林一郎（カーサ・モーツァルト）、川村幸子
使用ピアノ C.Bechstein Model S 1920年代 London Bechstein 制作 145cm マホガニー
企画・録音 川村龍俊（WINDS CAFE 主宰）、編集・制作 橋本進吾（有限会社 I.G.O）
録音機材 Microphone SONY ECM-959A, DAT SONY TCD-D7（ワンポイントステレオデジタル録音）
▼ブックレット
http://tatsutoshi.my.coocan.jp/281notepre.pdf
▼当日のセットリスト（×は没テイク、○はCD収録テイク、-は休憩）
×モーツァルト 第一楽章 Take1
×モーツァルト 第二楽章 Take1
×モーツァルト 第三楽章 Take1
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○モーツァルト 第一楽章 Take2
○モーツァルト 第二楽章 Take2
○モーツァルト 第三楽章 Take2
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×ラヴェル 第一楽章 Take1
×ラヴェル 第二楽章 Take1
×ラヴェル 第三楽章 Take1
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○ラヴェル 第一楽章 Take2
○ラヴェル 第二楽章 Take2
○ラヴェル 第三楽章 Take2
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×ショパン Take1
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○ショパン Take2
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○プーランク 第一楽章
○プーランク 第二楽章
○プーランク 第三楽章
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○シュトラウス 第一楽章
○シュトラウス 第二楽章
×シュトラウス 第三楽章 Take1
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○シュトラウス 第三楽章 Take2
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○フィビフ
CDのお申し込み総数は37枚になりました。
5月26日(火)に37枚分全額の入金を確認しました。1枚につき1,500円以上の投げ銭をしてくださった方もいらっしゃいましたので、総計は86,500円でした。そこからCD制作・発送費として500円×37の18,500円を引いた68,000円を、投げ銭として、今回の企画者の宮阪優奈さんへ、5月27日(水)に送金しました。
CDは5月27日(水)の夜中に完成しましたので、5月28日(木)の朝、業者に引き取りに行き、正午に世田谷駒沢二郵便局から発送しました。