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▼WINDS CAFE 告知文の記録
● ＷＩＮＤＳ ＣＡＦＥ ２７７ ｉｎ 原宿 ●
【「同時代音楽を奏する」 “バロック＝尺八古典本曲” 独演会】
亀井庸州（バロックヴァイオリン、尺八）＋本間豊堂（尺八）
２０２０年１月２６日（日） 午後１時半開場
カーサ・モーツァルト 東京都渋谷区神宮前1-10-23 3階
地下鉄「明治神宮前」出口5徒歩2分／JR「原宿」徒歩5分
http://casamoz.org/index.html
入場無料（投げ銭方式） 差し入れ大歓迎！（特にお酒や食べ物）
※出入り自由ですが、できるだけ開演時刻に遅れないようご来場ください。
地下鉄「明治神宮前」出口5徒歩2分／JR「原宿」徒歩5分
http://casamoz.org/index.html
入場無料（投げ銭方式） 差し入れ大歓迎！（特にお酒や食べ物）
※出入り自由ですが、できるだけ開演時刻に遅れないようご来場ください。
13:30 開場
14:00 開演
16:00 パーティー＋オークション
▼プログラム
尺八古典本曲より "手向、打波、心月、鶴之巣籠、鹿之遠音"
J.S.Bach：Sonata for Solo Violin G minor
J.G.Pisendel：Sonata for Solo Violin A minor
▼川村からひとこと
亀井庸州君に初めて会ったのは、2018年2月の WINDS CAFE 254【鈴木治行・室内楽レトロスペクティプ1991-2016】に、企画の岩瀬龍太君が演奏メンバーとして連れてきてくれたときでした。
日本初演を含む3曲を演奏してくれましたが、真摯な姿勢と繊細な音色、そして音楽への没入度の高さにほれぼれしてしまい、企画出演を打診したところ、今回の開催となりました。
ステージでヴァイオリンと尺八を自在に操る音楽家がそうそういるものじゃないと思いますが（少なくとも私の人生では初めてです）、確かに彼が言うとおり、双方の楽器は同時代に形作られたわけですね。
この企画がすばらしい時間を形作ることを信じて疑いません。
ゲストの本間豊堂君は、2009年6月 WINDS CAFE 150【琴竹ライブ ～箏・尺八の響き～】、東日本大震災直後の2011年3月 WINDS CAFE 171【山田流箏曲と尺八の世界】、そして WINDS CAFE 満20歳の記念公演にもなった2017年1月 WINDS CAFE 241【「尺八」+「鳴り物」＋「ジャズピアノ」＋「コントラバス」によるコンサート！】と、3回出演してくださっています。彼の存在が、亀井君の意図を更に克明にしてくれることでしょう。
▼亀井庸州君からの手紙
これまで二つの楽器を持ち替えての公演では、新曲、古典を混ぜたプログラムは何度か行ってきましたが、今回のソロ公演は、どちらも古典曲に絞り挑戦いたします。
奇しくも、どちらの楽器も「近代」より以前から存在しており、「近代」を経て変革されてきた過去を持ちます。
仮に、近代への問題提起から出発するクリエイトが、現代芸術の本質の一面であるとするならば、必ずしも新しい作品を用いない事からでも、没近代、もしくは翻って近代性そのものを知覚することもできるのではないか、ということをこのところ考えています。
文化的交流の断絶された文化圏にて、ほぼ同時期に生まれた（又は奏されていた）尺八の古典本曲と、バロックヴァイオリンによるバロック時代のソロ作品を、同一人物により同列に演奏することによる意味（もしくは無意味さ）を実際にみなさんと経験したく思っております。
小難しくなってしまいますが、今回はあえて、このテーマに絞って挑戦してみたいという思いのみで、やらせていただきます。
▼プロフィール
●亀井庸州（かめい・ようしゅう）：1982年東京生まれ。ヴァイオリンを5歳、尺八を18歳より始める。
ヴァイオリンにおいては、尺八の開始とほぼ同時期より、同世代作曲家による新曲初演活動を始め、それらをさらに深く勉強するためベルギー王立リエージュ音楽院へ留学。20世紀の音楽や即興演奏を中心に学ぶほか、同音楽院ならびにナミュール古楽音楽祭にて、バロックヴァイオリンを同時に学ぶ。帰国後も、新曲および20世紀以降の作品を中心に、多くの公演に関わっている。
尺八としては、現在も古典本曲の稽古に通う傍、スタジオワークやアレンジ、即興演奏や自作などでの演奏活動を行なっている。
ヴァイオリンを七沢清貴、大久保いずみ、即興演奏をギャレット・リスト、ミッシェル マッソー、尺八を横山勝也、柿堺香の各氏に師事。
●本間豊堂（ほんま・とよたか）：1975年5月8日、東京生まれ。幼少より茶道、箏曲に親しみながら育つ。中央大学「竹桐会」で琴古流尺八を加藤秀和に、生田流箏曲を芦垣美穂に習う。大学卒業後、古典尺八を横山勝也に師事。
現在、東京都八王子市在住。演奏・ライブ活動、尺八教室、学校公演を中心に活動するほか、月刊邦楽ジャーナルに「本間豊堂の尺八徹底音出し実験室」を連載するなど幅広く活躍する。
「竹心会」（横山勝也門下）所属。邦楽創造集団「オーラJ」、和のオーケストラ「むつのを」、ピアノ・尺八・コントラバス・鳴り物による「峯ひろみとマジック・キャラバン」メンバー。日本三曲協会、日本尺八演奏家ネットワーク「JSPN」、全国邦楽合奏協会、西東京三曲の会、小平市三曲協会会員。
http://honmatoyotaka.jp/
14:00 開演
16:00 パーティー＋オークション
▼プログラム
尺八古典本曲より "手向、打波、心月、鶴之巣籠、鹿之遠音"
J.S.Bach：Sonata for Solo Violin G minor
J.G.Pisendel：Sonata for Solo Violin A minor
▼川村からひとこと
亀井庸州君に初めて会ったのは、2018年2月の WINDS CAFE 254【鈴木治行・室内楽レトロスペクティプ1991-2016】に、企画の岩瀬龍太君が演奏メンバーとして連れてきてくれたときでした。
日本初演を含む3曲を演奏してくれましたが、真摯な姿勢と繊細な音色、そして音楽への没入度の高さにほれぼれしてしまい、企画出演を打診したところ、今回の開催となりました。
ステージでヴァイオリンと尺八を自在に操る音楽家がそうそういるものじゃないと思いますが（少なくとも私の人生では初めてです）、確かに彼が言うとおり、双方の楽器は同時代に形作られたわけですね。
この企画がすばらしい時間を形作ることを信じて疑いません。
ゲストの本間豊堂君は、2009年6月 WINDS CAFE 150【琴竹ライブ ～箏・尺八の響き～】、東日本大震災直後の2011年3月 WINDS CAFE 171【山田流箏曲と尺八の世界】、そして WINDS CAFE 満20歳の記念公演にもなった2017年1月 WINDS CAFE 241【「尺八」+「鳴り物」＋「ジャズピアノ」＋「コントラバス」によるコンサート！】と、3回出演してくださっています。彼の存在が、亀井君の意図を更に克明にしてくれることでしょう。
▼亀井庸州君からの手紙
これまで二つの楽器を持ち替えての公演では、新曲、古典を混ぜたプログラムは何度か行ってきましたが、今回のソロ公演は、どちらも古典曲に絞り挑戦いたします。
奇しくも、どちらの楽器も「近代」より以前から存在しており、「近代」を経て変革されてきた過去を持ちます。
仮に、近代への問題提起から出発するクリエイトが、現代芸術の本質の一面であるとするならば、必ずしも新しい作品を用いない事からでも、没近代、もしくは翻って近代性そのものを知覚することもできるのではないか、ということをこのところ考えています。
文化的交流の断絶された文化圏にて、ほぼ同時期に生まれた（又は奏されていた）尺八の古典本曲と、バロックヴァイオリンによるバロック時代のソロ作品を、同一人物により同列に演奏することによる意味（もしくは無意味さ）を実際にみなさんと経験したく思っております。
小難しくなってしまいますが、今回はあえて、このテーマに絞って挑戦してみたいという思いのみで、やらせていただきます。
▼プロフィール
●亀井庸州（かめい・ようしゅう）：1982年東京生まれ。ヴァイオリンを5歳、尺八を18歳より始める。
ヴァイオリンにおいては、尺八の開始とほぼ同時期より、同世代作曲家による新曲初演活動を始め、それらをさらに深く勉強するためベルギー王立リエージュ音楽院へ留学。20世紀の音楽や即興演奏を中心に学ぶほか、同音楽院ならびにナミュール古楽音楽祭にて、バロックヴァイオリンを同時に学ぶ。帰国後も、新曲および20世紀以降の作品を中心に、多くの公演に関わっている。
尺八としては、現在も古典本曲の稽古に通う傍、スタジオワークやアレンジ、即興演奏や自作などでの演奏活動を行なっている。
ヴァイオリンを七沢清貴、大久保いずみ、即興演奏をギャレット・リスト、ミッシェル マッソー、尺八を横山勝也、柿堺香の各氏に師事。
●本間豊堂（ほんま・とよたか）：1975年5月8日、東京生まれ。幼少より茶道、箏曲に親しみながら育つ。中央大学「竹桐会」で琴古流尺八を加藤秀和に、生田流箏曲を芦垣美穂に習う。大学卒業後、古典尺八を横山勝也に師事。
現在、東京都八王子市在住。演奏・ライブ活動、尺八教室、学校公演を中心に活動するほか、月刊邦楽ジャーナルに「本間豊堂の尺八徹底音出し実験室」を連載するなど幅広く活躍する。
「竹心会」（横山勝也門下）所属。邦楽創造集団「オーラJ」、和のオーケストラ「むつのを」、ピアノ・尺八・コントラバス・鳴り物による「峯ひろみとマジック・キャラバン」メンバー。日本三曲協会、日本尺八演奏家ネットワーク「JSPN」、全国邦楽合奏協会、西東京三曲の会、小平市三曲協会会員。
http://honmatoyotaka.jp/
【前半】
01 J.G.Pisendel：Sonata for Solo Violin A minor (1687)
02 尺八古典本曲：打波
03 尺八古典本曲：心月
【後半】
04 J.S.Bach：Sonata for Violin Solo No.1 in G minor, BWV1001 (1685)
05 尺八古典本曲：手向
06 尺八古典本曲：鶴之巣籠
07 尺八古典本曲：鹿之遠音（ヴァイオリンと尺八による二重奏版）*
亀井庸州（ヴァイオリン 01,04,07 尺八 02,03,05,06）
本間豊堂（尺八 07）
* 本来は尺八二重奏だが、亀井は尺八の楽譜を見ながらヴァイオリンを演奏
01 J.G.Pisendel：Sonata for Solo Violin A minor (1687)
02 尺八古典本曲：打波
03 尺八古典本曲：心月
【後半】
04 J.S.Bach：Sonata for Violin Solo No.1 in G minor, BWV1001 (1685)
05 尺八古典本曲：手向
06 尺八古典本曲：鶴之巣籠
07 尺八古典本曲：鹿之遠音（ヴァイオリンと尺八による二重奏版）*
亀井庸州（ヴァイオリン 01,04,07 尺八 02,03,05,06）
本間豊堂（尺八 07）
* 本来は尺八二重奏だが、亀井は尺八の楽譜を見ながらヴァイオリンを演奏
2020.1.28更新