▼WINDS CAFE 告知文の記録
2021年5月23日(日)に開催する WINDS CAFE 293【松岡麻衣子無伴奏ヴァイオリンコンサート】は、東京都の一日の新規感染者数がまだまだ3桁であることを鑑み、通常の WINDS CAFE 開催時における「出入り自由」「イベント後のパーティー」を中止し、「完全予約制」にして、開催時の室内の人数を限らせていただきます。
2021/05/22 22:03:18 に送信された申し込みメールで満席となりました。
下記をよくお読みになってから、お申し込みください。
【ご予約のお申し込み方法】
1. メールでのみ受け付けます。
このページの一番下にある「text by 川村龍俊 KAWAMURA, Tatsutoshi」をクリックして、
タイトルを「WINDS CAFE 293 申し込み」とし、
本文に「お名前・郵便番号・住所・電話番号」を書いて、
5月5日(水)午後7時以降に送信してください。
※その時刻より早く届いたメールは無効となります。
2. 万が一の事態を想定した場合の迅速な対応と情報提供のため、
お申し込みは「1メールアドレスにつき、1名のみ」とさせていただきます。
※お名前・郵便番号・住所・電話番号が一項目でも記載されていないメールは無効となります。
3. 先着20名様までで締め切らせていただきます。
【ご来場時の注意事項】
1. 先着20名のお客様には、メールで、整理番号を明示した入場券を返送いたします(21番目以降のお申し込みメールにも返信します)。
2. 当日は受付で入場券を印刷した紙もしくは携帯端末画面でご提示ください。
名簿と照合させていただきます。
※入場券のご提示がいただけない場合は入場をお断りすることもございます。
3. 当日はマスク着用を必須とさせていただきますのでご用意をお願いいたします。
……以上、しかつめらしいことがらを長々と書かせていただきましたが、コロナ禍の東京ではライブ会場をきちんと用意するための儀式って大変なんだなあ、要は飛行機に乗るようなもんだって思えばいいんだよね、と割り切っていただければ幸いです。
(2021年4月30日 WINDS CAFE 主宰 川村龍俊)
● WINDS CAFE 293 in 原宿 ●
【松岡麻衣子無伴奏ヴァイオリンコンサート】
松岡麻衣子(ヴァイオリン)、岩瀬龍太(クラリネット)
2021年5月23日(日) 午後2時半開場
14:30 開場
15:00 開演
16:00 終演予定
▼プログラム
イヴァン・フェデーレ:Thrilling Wings (2013)
赤石直哉:無伴奏ヴァイオリンのための小組曲 (2019)
ヘルムート・ラッヘンマン:Toccattina (1986)
木下正道:灰、灰たち..灰…VII (2021 初演)
クロード・ヴィヴィエ:Piece for Violin and Clarinet(1975)
ブルーノ・マントヴァーニ:Happy Hours for solo violin(2007)
(以上、予定)
▼川村からひとこと
松岡麻衣子さんに初めてお目にかかったのは、川村恵里佳さんの企画による2018年9月の WINDS CAFE 261【Phidias Trio】で、1時間に渡る大曲、デニス・プスールの Le Silence du Futur を弾いてくださったときでした。
本当にやりたいことを、ついにやるぜ、という喜びと決心と気迫に充ち満ちた本番で、難しかろうがなんだろうがすいすい乗り越えていく(かのように聞こえ、見えました)その先のスイング感がたまんなかったものですから(笑)、すぐに企画出演を依頼、ご快諾いただいて、この日を迎えます。
それにしてもなんというプログラム! ご本人曰く「手加減なしの選曲で、全部弾ききれるか心配です」とのことですが、大丈夫、絶対素晴らしい日になりますって!
木下新曲で共演する岩瀬龍太君は、2018年2月の WINDS CAFE 254【鈴木治行・室内楽レトロスペクティプ1991-2016】、2018年9月の WINDS CAFE 261【Phidias Trio】、2019年4月の WINDS CAFE 268【木下正道とブラームス】とすでに3回 WINDS CAFE で演奏していますので、彼のクラリネットの素晴らしさもみなさんご承知のとおりですしね(笑)。
どうぞお楽しみに!
▼松岡麻衣子さんからの手紙
2018年にフィディアス・トリオのメンバーとして WINDS CAFE に出演させていただいてから、今回で2回目の出演となります。再び WINDS CAFE のステージに立てることを、嬉しく光栄に思っております。
今回のプログラムは、主宰の川村龍俊さんの「大いなる遊び」という発言に触発され、数ある無伴奏ヴァイオリン作品の中から、今の自分が心惹かれる曲を集めています。
音色そのものに耳を澄ませていくタイプのものから、パズルを解くような構造の面白さを発見できるような作品まで、バラエティ豊かな選曲となりました。ヴァイオリンがもつ無限の可能性に、様々な角度から光を当て、色彩豊かなこの楽器の魅力をお届けします。
また、共演にクラリネット奏者の岩瀬龍太さんを迎え、木下正道さんの新作を披露します。
気ままな散歩のようにお楽しみいただければ幸いです。
▼プロフィール
●松岡麻衣子(まつおか・まいこ):桐朋女子高等学校音楽科を経て同大学音楽学部演奏学科卒業、同大学研究科修了。インターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミー (フランクフルト音楽・舞台芸術大学)にて研鑽を積む。
これまでにトリオ・シュトイアーマン、アンサンブル・リネアのヴァイオリニストを務める他、アンサンブル・モデルン、アンサンブル・レゾナンツ等の演奏会に出演し、各地の音楽祭に招聘される。
現代音楽演奏コンクール「競楽XI」第2位。フィディアス・トリオ奏者。
https://www.maikomatsuoka.com/
●岩瀬龍太(いわせ・りゅうた):桐朋学園大学卒業。ベルギーのアントワープ王立音楽院とモンス王立音楽院にて、ワルタ ー・ブイケンス、ロナルド・ヴァン・スパンドンクの両氏に師事。これまでに、ピエトロ・アルジェント国際室内楽コンクール第1位他、数々のコンクールに入賞。ウィーンモデルン現代音楽祭をはじめ数々の音楽祭に招聘される。
https://ryutaiwase.com/
▼当日のセットリスト
01 イヴァン・フェデーレ Ivan Fedele [1953- ]:Thrilling Wings (2013)
02 徳永崇 [1973- ]:音戸の舟歌 ヴァイオリン・ソロのための (2009)
03 ヘルムート・ラッヘンマン Helmut Friedrich Lachenmann [1935- ]:Toccattina (1986)
赤石直哉 [1978- ]:無伴奏ヴァイオリンのための小組曲 (2019)
04 I. Prelude
05 II. Metamorphosis
06 III. Sarabande
07 IV. Scherzo
08 V. Postlude
09 木下正道 [1969- ]:灰、灰たち..灰…VII バスクラリネットとヴァイオリンのための (2020 初演) *
10 ブルーノ・マントヴァーニ Bruno Mantovani [1974- ]:Happy Hours for solo violin (2007)
松岡麻衣子(ヴァイオリン)
* 松岡麻衣子(ヴァイオリン)、岩瀬龍太(バスクラリネット)
2021.5.25更新
text by 川村龍俊 KAWAMURA, Tatsutoshi home